5・1メーデー万歳。労働者は一丸となって安倍政権と闘おう!
2016年05月01日 00:00大幅値上げ賃金。壊すな「8時間労働」。消費税10%増税の中止。

本日は2016年5月1日、労働者の日「メーデー」です。民友党は全労連側主催の「代々木公園」での中央メーデーに参加しました。「第87回中央メーデー」を迎えられました記念に、この場から喜びの声とさせて頂きます。引き続き、労働者の地位死守に向けて頑張りましょう。
とりわけ、安倍政権下では4度目となるメーデーですが今年は更にいわゆる「安倍色」ともいえる暴走政治が際立っています。今年は我々の先輩でもある労働者から、現世で活動されている労働者まで、血と涙で守りあげてきた労働者の権利そのものが奪われようとしています。
安倍政権は「ホワイトカラー・エグゼンプション」と称し簡単に言えば「サービス残業」という名の、残業代が支払われない法案の検討がされています。これは、米国が「成果主義」で賃金を定めるものをモデルとし、財界や富裕層べったりの経団連が提言してきたのです。一見、成果主義は努力した者にそれ相応の賃金が支払われるというイメージがありますが、成果そのものは使用側の裁量で決められるため労働者が努力しても報われない、正に弱肉強食の時代になります。
この法案には「高度な職業能力を有する1075万円以上の労働者」という制限が設けられていますが、過酷労働で過労死やうつ病といった精神的病に陥る恐れは大きいです。今でこそ正社員はおろかアルバイトでさえ、勤怠の切り下げやパワハラを行う「ブラック企業」の実態が暴かれている上、日本の労働者の労働時間は世界でもトップクラスに入り、労基法に背く行為があるのにもかかわらず「残業代ゼロ法案」を出されたら、日本は資本家による奴隷国家になる危険があります。
現に安倍政権が画策している消費税率10%引き上げが困難になっています。ノーベル経済学賞受賞経験のあるジョセフ・スティグリッツ氏が、安倍首相に「消費税上げるべきではない」との助言をしたことが話題となっています。自民党内でも増税を延期するムードが強まりつつあります。まさに「大企業優遇、労働者いじめ」であるアベノミクスが失政となったことの表れではないでしょうか。今こそ、消費税増税を凍結させ、法人税の増税、内部留保の活用を政府が主導すべき段階です。
全ての労働者の皆さん、労働者の権利を死守させるためには、安倍政権を打倒することからはじまります。今回、自公少数派転落と安保法廃止のための野党共闘は政党のみならず市民・国民もスクラムを組んで統一戦線で闘う時です。当然、すべての労働者も団結しようではありませんか。
世界の労働者万歳!5・1メーデー万歳!
2015年5月1日
日本民友党中央執行本部
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